ご挨拶

顔のプロフェッショナルを目指して

第37回日本頭蓋顎顔面外科学会学術集会
会長 小室 裕造
(帝京大学医学部形成・口腔顎顔面外科学講座 教授)

小室裕造会長

この度、日本頭蓋顎顔面外科学会の第37回総会・学術集会を主催させて頂きますことを、教室員ならびに同門会員共々誠に光栄に存じます。

形成外科の扱う領域は幅広いですが、「顔」を扱うのが一つの大きな特色です。「顔」の問題に悩んでいる患者さんに最適な医療を提供するのが我々の使命であると考え「顔のプロフェッショナルを目指して」というテーマを掲げました。「顔」の治療では頭蓋骨、顔面骨の土台から軟部組織そして表面の皮膚まで解剖学的知識に基づいた繊細な手術・施術が求められます。さらには美容的な審美眼を持つことも非常に重要と思われます。また形成外科のみならず歯科、耳鼻咽喉科などの先生方との協力のもと集学的な治療が必要になります。

特別プログラムとして招待講演を米国シカゴのDean Toriumi先生にお願いしております。肋軟骨を用いた整鼻術のスペシャリストでrhinoplastyにcraftsmanshipを持ち込んだ素晴らしい手術で有名です。その技術の一端を披露していただけるものと思います。またヘルシンキ大学のJunnu Leikola先生にはmaxillofacial surgeryの講演をお願いしております。特別講演として東京大学大学院工学系研究科・医学系研究科教授の鄭雄一先生に「医工連携」についてお話しいただく予定です。さらに、本学術集会の企画として、「私の流儀」と題したビデオパネルセッション等のプログラムを組む予定です。

これまで、2007年に平林慎一初代教授が第25回学術集会を主催されており、帝京大学医学部形成外科同門会員にとりまして、とても思い入れの深い学会であります。会場は東京両国の大相撲で有名な国技館そばで下町の趣のある地です。ぜひとも多くの会員の先生方にご参加いただき、実りある会になるよう、教室員一同心よりお待ち申し上げます。